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■ようこそ!■ この歩路来では アリサワの酒造りを始め 全国各地の酒販店さんや 日本酒愛好家の方達との交流 お酒のイベント...などなど ど!!!田舎の蔵元の日常を 綴っています ■「文佳人・蔵ドキュメント」■ この他↑カテゴリからも テーマ毎にご覧下さい ♠登場人物♥ 「甚 六」=「文」の蔵・杜氏 「まの字」=新米ママ 2007年1月...六代目誕生 コメント…大歓迎! ………………………… 土佐山田の酒「文佳人」 会社案内や 買えるお店・飲めるお店を 紹介しています ………………………… ●(株)アリサワ連絡先● 高知県香美市土佐山田町 西本町1-4-1 電話 0887-52-3177 fax 0887-52-4415 bunkajin@sunny.ocn.ne.jp 最新のトラックバック
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2012年 07月 24日
お久しぶりの甚六です。
前回のブログでも告知しました、 SAKE COMPETITION 2012に審査員(!!)として参加してきました。 文佳人の結果は、純米酒部門で4位の成績をいただきました。 有難うございます。 大吟醸、純米吟醸、純米、山廃の四部門の入賞酒は以下のとおり。 十四代、飛露喜、磯自慢、東洋美人、名実併せ持つ蔵元の1位受賞となりました。 おめでとうございます。 初日の予審後の懇親会で、同じく審査員である廣木社長とお話させていただいたのですが、 予審での個々の酒へのコメントの緻密さ、その記憶力に驚かされました。 それにひきかえ、自分の利き酒の大雑把なこと! あれだけの注意力、集中力があっての一位受賞なのだろうと、 高知生まれ南国気質(笑)の私には真似できないな~とも思いました。 さて予審、決審あわせ、2日間の利き酒を通して感じたのは 市販酒の熟度の問題です(特に純米酒)。 審査時期(6月末)を考えれば進みすぎた、 いわゆる老香、生老香を感じる酒がおおく感じました。 数百点の利き酒となると、老ねぎみの酒は口に含むのが辛く、 蔵により目指す酒質は違えど、この時期にはもう少し若さが欲しいところ。 まあこの辺は、醸造技術よりも、火入れ時期や貯蔵法 (タンク貯蔵or瓶貯蔵)の影響が大きいでしょうから、 蔵の設備面(大型冷蔵庫等)の反映ともいえ、 わが蔵にとっても将来にむけた設備投資が課題だと感じました。 ただ、これからの日本酒の主流ともいえる純米酒に顕著な、 適熟というか、飲み頃期間の短さ、デリケートさは悩ましいところですね。 新酒の荒々しさがとれた、飲み頃のタイミングに出会うことの難しさ。 その味の変化に、面白さを感じる方も多いと思いますが、 造り手としては設計どおりの酒質でお客様に飲んでいただきたい、との思いが強い。 ですから自分の蔵でも、まだ若いな、と思いながらも 老ねているよりは良いかなと、硬い酒を出荷することが多いのです。 硬い硬いと言われながら、これでもだいぶやわらかくなってきたと思っているのですが。 年齢もあるかもしれません。 齢42歳、後厄、体力が続く限り美味しい酒を造っていきます。 これからも文佳人をどうぞよろしくお願いいたします。 ▲
by touji_jin6
| 2012-07-24 11:29
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